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2015年05月22日

ナマ暖かな夜は

今日は春の陽気が広がり、夕暮れ時までその暖かさを保っていた。

春と言えば、
中國の北宋の詩人・蘇 軾(そ しょく)の詩に『春夜』と題する詩がある。
その冒頭に、「春宵一刻値千金(しゅんしょういっこくあたいせんきん)」とある。
「春の夜の趣には千金の値打ちがある」
という意味になるDr. Reborn呃人
少し前までは、寒さに震えたりしていたものが、
今日のように、夜になっても寒さを感じなくなると、すこし遠回りしたり、
「宵(よい)」のひとときを外で過ごしたいような気になる。

「宵」という言葉は、日暮れから朝までを5つの時間帯に分けて
「たそがれ」「夜居(よい)」「夜中」「夜半」「暁」と表現したようだ。
その中で、眠らずに「起きている」時間という意味で、
「宵=夜居」と呼ぶようになったDr. Reborn呃人

このように、不思議な暖かさのある宵には、
何かが出てきそうな心地がするのか、
このような夜を詠った與謝蕪村の俳句にDr. Reborn呃人
「公達(きんだち)に 狐(きつね)化けたり 宵の春」というのがある。

「こんな、ナマ暖かな夜は、
ちょっと浮かれた狐が、在原業平や光源氏などの平安時代の貴公子に化けて
徘徊(はいかい)している」
という意味らしい。

最近の話題にのぼるのは、
「ゴーストライター」「食品偽裝」「借用金」
化けて徘徊しているのは、春の宵の狐ばかりでは、ないようだ。



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